中古レールとは
中古レールは、鉄道が走る線路が古くなり使えなくなったもののことを言います。JRや私鉄ではこの不要となった中古レールを産業廃棄物のひとつとして専門業者に廃棄を依頼しています。専門業者は、中古レールをそのまま鉄くずとして処分するのではなく、再利用できるものは再利用を行います。
例えば、工場内のレールなど、鉄道を走らせることの基準は満たしていないものの、他の用途としてまだまだ活用することができるものが実はとても多くあるので、まずはレールの傷み具合をチェックした上で、使えるものは種類別に分けて必要とされるところへ提供しています。
中古レールの需要は思った以上に多く、必要な加工を行えばその需要はさらに大きくなるので、利用価値はとても高いです。産業廃棄物の運搬は、ただ廃棄物を運搬するだけではなく、新たに活用できるものがあればどんどん活用していくというのが基本となり、正しく運営している業者ほど、このスタイルは確立しています。
中古レールは、鉄道の線路としての使いみちがなくなってしまった場合、ただの鉄くずの産業廃棄物として処分されるのではなく、必要なところでまた加工などが施され活用されていき長い期間をかけて人々の役に立つものとなるのです。